磁気の話のはじめに

 このHPのオーナーは、永年にわたり磁性材料(主に軟磁性材料)の研究開発に関わってきて、現役中に実際の開発研究に役立ちそうな磁性材料の本を書きました。その意図は、磁性材料の研究開発の現場にいる学生、企業の研究組織の人たちに必要な基礎データ、実験技術の提供を主な内容にしたので、現場で頭を悩ましている研究者の方々からは好意的な評価も頂きました。

 しかし、一旦出版すると、内容を修正する機会は増刷時以外には無く、また磁性材料研究の分野の発展も急速度で、再度の出版は気後れしてなかなか踏み出せない。ならば、まずはホームページを作って、内容を吟味修正しながら少しずつ仕上げて、自己満足に浸る、と言うことにしました。ですから、このサイトは、かなり気楽に楽しんで、冗長に書いて行くつもりです。

 また、著者の年齢(70代前半)から考えても今後何が起きるかわからない。各章を少しずつ書き足して行きますが、中途半端で終わる可能性も大いにありです。磁気に関しては数多くの名著がありますが、そのスタンダードな全容を、ここで改めて再現するには、相当な気力の充実と時間が必要です。残念ながら寄る年波のせいでこれはやめておきますが、スタンダードな参考書では書けないような内容や、初心者が誤解しやすい項目の説明もなるべく詳細に入れておきたいと思います。

 また、ここで語る磁気は、軟磁性材料に関するものが大部分で、「磁気素子開発者のための磁気工学入門」と言ったところです。その実験技術につながるテーマは、十分な理解のために深く突っ込みますが、それらをつなげる磁気物性あるいは常識はさらりと触れる程度になるので、さらに深く磁気物性(磁性材料の基礎)を勉強したい方には、引用する参考文献が効率の良いガイドラインになると思います。参考文献はなるべく多くします。

1. 電荷と磁荷

2. 磁気モーメントと磁性材料

3. 反磁界と磁化特性

著者プロフィール

島田 寛

SHIMADA,yutaka

❖最終学歴/昭和45年、Duke大学(米国)博士課程卒。

❖職歴・研究歴/昭和46年~平成26年、東北大学にて磁気計測および磁性材料の研究,電気工学および応用物理学の専門教育、研究に従事。現在は株式会社東栄科学産業技術顧問として活動中。

磁性材料、磁気工学一般に関してのご質問等、歓迎します。企業秘密に抵触する場合は、マル秘扱いにしますので、申し出てください。

が、著者は実験現場の議論は大好きですが、議論を楽しむ議論、のようなものはちょっと苦手です。ご質問、コメントなどに適切に応えられない場合もありそうなので、前もってご了承下さい。

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更新情報

❖2017/10/4

第4章、第6章一部修正

❖2016/7/30

「補足Ⅲ 微粒子の透磁率」追加

❖2016/8/19

「補足Ⅳ も一度反磁界」、第3章を追加修正

❖2016/7/30

「補足Ⅲ 微粒子の透磁率」追加

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